出演者

各社のキャリア採用概要

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現状の採用状況と課題感

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三菱UFJ信託銀行
金子

三菱UFJ信託銀行では、信託銀行という事業の特性がら銀行業務に加えて信託業務と併営業務も行うことができ、事業拡大にあたっては、より多くの専門知識を持つ人財や即戦力人財の採用が求められるようになりました。そのような背景もあり、キャリア採用の目標人数は年々増加しています。

ただ、現状の課題として、いわゆる”銀行”の業務イメージは容易に想像していただけるものの、“信託銀行”の業務イメージを持っていただいている方は少ないのではないか、という点が挙げられます。
そのため、信託銀行の認知度向上や業務理解促進に努める必要があると感じています。
また、選考回数が多く、応募から内定までのリードタイムが長い点も改善の必要性を感じている課題の1つです。

ニチレイ
齋藤

ニチレイでは、現場が求める人財の質や要件レベルの高度化に伴い、市場の報酬相場と弊社の報酬に乖離が生じている点に対して課題を感じています。

やはりエージェントの担当者様からも、「求める人材要件に対し、市場価値の高い人財でマッチングが難しいこともある」と言われてしまう実情があります。

現在注力している取り組み

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ニチレイ
齋藤

弊社では、大きく3つの取り組みを推進しています。
生産性を高めることを目的に採用管理システムを導入するとともに、求職される方に対して情報提供の機会を増やすためキャリア採用に特化したサイトの運営を開始しました。

また、エージェント企業との関係構築も意識的に取り組んでいますが、最近では会社の規模等にこだわらずベンチャー系エージェント企業とも連携強化に注力しています。細かな要望にもコミットしてくれる機敏性の高さは、少数精鋭で活動するベンチャー系エージェント企業ならではの魅力だと感じています。

三菱UFJ信託銀行
金子

弊社では、応募者の9割がエージェント経由ということもあり、エージェント企業との関係強化には特に力を入れています。具体的には、エージェント企業向けに会社説明会を開催し、弊社の事業や募集ポジションについての理解促進に努めています。

また、第二新卒採用の強化に向けて、タレントプールの活用にも取り組んでいる最中です。新卒採用時に内定辞退した方をタレントプール化し、定期的に情報を発信しています。

加えて、過去弊社に在籍していたアルムナイの方々に対して同窓会の開催なども実施しています。
直近では、三菱UFJフィナンシャルグループである銀行と合同で同窓会イベントを実施しており、新たなビジネス交流のきっかけになればと期待しています。

今後実施を検討している施策

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三菱UFJ信託銀行
金子

選考期間のリードタイムの長さは、課題に感じていた部分だったため、採用管理システムを活用し、改善に努めています。
現在は、データ分析を通じて改善が必要なプロセスの分析・可視化に取り組んでおり、今後本格的にリードタイムの改善に着手していきたいと考えています。

また、エージェントの担当者様からアドバイスをいただきながら、求人票の記載情報の拡充にも取り組んでいます。
求人票からキャリア入社後のイメージを描けるよう、内容の高度化・充実化を図っていきたいですね。

加えて、潜在層への興味喚起に向けたSNS広告の活用も必要視しているところです。
ただ応募を待つだけではなく、潜在層に働きかける取り組みも強化していきたいと思っています。

ニチレイ
齋藤

採用管理システムを用いてリードタイムやエージェントごとの成果を分析し、次のアクションに活用していきたいですね。
加えて、キャリア採用サイトに応募される方々が気になるような情報を集約し、情報をキャッチアップしやすい環境を提供できればと考えています。
というのも、面接では、応募された方々が企業理解を深めるために弊社の情報を読み込まれている印象を受けました。
現在のホームページでは、キャリア採用者のインタビューまでに情報が留まっているため、今後は経営戦略と人財に対する考え方との連動制などの情報も組み込んでいきたいですね。


また、オンボーディングの強化やエージェントのリテーナー契約の活用に関しても取り組んでいくことも検討しています。
オンボーディングについては、具体的な取り組みは未定ですが、座談会や研修会の様子をキャリア採用サイトなどにアップし、キャリア採用者でも仲間としてご活躍いただける環境があることを伝えることなどを考えています。
求職される方々の理解促進・興味喚起につながれば良いなと思っています。

エージェントは弊社の主力の採用手法であるため、引き続き連携を強化するとともに、今後はリテーナー契約の活用も検討していきたいですね。
特に採用難易度の高いポジションや緊急度の高い人財の採用においては、短期間で確度の高い採用を実現するためにリテーナー契約も検討していく必要があると考えています。

求める人材を逃さない！キャリア採用の成功法
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